厚生労働省労働局長登録教習機関
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休日、出かける時は頭を悩ませました。
毎度、毎度服を取り出しては、あれこれと合わせていました。
似合っているのか、似合っていないのかの判断がつかないまま、いつも通りの服装に落ち着きます。
結局、いつも通り、地味で、しみったれています。
夏や冬は何とでもなったのものの、困ったのは秋冬。
ちょうどいい服がないのです。
外出すると、周りの人はセンスのいい服を着ていて、何とも心細い気持ちになります。
私はもともと非常に太っていたこと、ファッション自体に興味がなかったということもあり、センスを一切磨いてきませんでした。
服を買うくらいなら、本を買うべし。 そう思っていた時期も、ありました。
興味ないなら、興味ないままでいいのですが、やはりダサさに気後れします。
あれこれ考えた末、決めました。
服選びを放棄する。 人に任せる。
今更できないことに努力を向けるのを辞めました。
その結果、どうなったか。
前よりも、ファッションや服に関するストレスが激減しました。
さらに、ちょっと視野が広がったかも。
プロにはプロのコツがあるので、お任せ出来るものはお任せするのも、1つの手段です。
今回は、ファッションセンスがないという話からはじめて、安全管理ではどうかというお話。
さようなら、服装に悩む日々 |
ファッションについて、悩みを持っている人は少なくないようです。
特に男性にこの傾向は強いようです。
男性79%が「服装に自信がない」と回答–「いつも同じ服」「太っている」 マイナビニュース
”マイナビニュースが会員の男性100人にファッションへの自信について聞いてみたところ、「はい」と答えた人は21%、「いいえ」と答えた人は79%になったそうです。
「いいえ」と答えた理由として、「いつも同じ服」、「太っている」などがあったようです。”
私も全く同じ、答えと理由です。
太っていると、服のサイズがないので、選択肢が少なく、どんどん選べなくなるんですよね。
結局少しでも着痩せするかもと黒色を来ますが、そこできるのは、黒く暑苦しいだけの物体に過ぎません。
さて、ファッションや身だしなみが重要になるのは、婚活だと思います。
男女ともに、第一印象よく見せようとバシッと決めていくものの、相手にはどんな風に見えるのか。
こんな意識調査があります。
「婚活における身だしなみとファッション」について意識調査(調査:青山商事・IBJ)
調査結果は、次のとおり。
”男性の約 60%が「自分のファッションに自信がある」と回答。 一方「男性のファッションに好感を持つ」と回答した女性は 50%未満という結果に。”
なかなか辛辣な結果です。 男性が決めていっても、女性には届いていない。
これじゃ、どうすればいいのか、わからなくなります。
では、女性はどうかというと、やはり同じような悩みを持っているようです。
アラサーOL1000人調査! 【通勤服の悩み】第1位は「同じような印象になる」 『steady.』
”『steady.』という雑誌で、通勤服に関する悩みを調査しましたところ、多い順から「同じような印象になる」、「着まわしがうまくできない」、「似た色ばかりを買ってしまう」という結果が出たようです。”
通勤服ですので、上記の男性のアンケートとは同一ではないですが、似通った悩みはあるようです。
つまり、服装やファッションで悩みがあるは、私だけではないようです。
悩みはあれども、解決策もありません。
服はネットで、たくさん買います。 しかし、服は多くとも、切る服というのは限られます。
そんな状態の中、私は1つの解決策を、探しだしました。
それは、服の買い物を代行してもらう。
お金を出すから、服を買ってきてと依頼するサービスを使うものです。
買い物代行サービスは、検索すればいくらでも出てくると思います。
「休日に着られる」、「デートに使える」などという目的を伝え、一式購入を依頼しました。
送ってきてもらったものは、コーディネートなどを考えられていました。
ただ、残念なことに、そのコーディネートが私に似合うかどうかは微妙でした。
そのためいくつかのアイテムは重宝しましたが、それは全体の半分。
残りの半分は、日の目を見ることなく、ストックされる事になったのでした。
どうも、丸ごとお任せは、必ずしも自分に合うものではないようでした。
とはいえ、買い物代行は、それこそ服を買いに行く服がない、という人にはおすすめです。
丸ごとお任せでは、問題は解決しないことを知ったものの、特に打開しようとすることもなく、相変わらずネットで服を買っては、貯めこむ生活が続いていました。
同時に出かける日の朝には、服を引っ張りだして、あれこれ合わせるのも続いていました。
ある日のこと、何となく服を選ぶのに面倒臭さを覚えた私は、次なる打開策を探します。
服をあれこれ迷うのは、何が似合って、似合わないのかの段々基準がないからだ。 せめて判断基準を知ろうと、思いっ立ったのです。
それで、探したのがパーソナルカラーというものです。
パーソナルカラーというものは、人の印象を春夏秋冬に分類し、それぞれのシーズンの人に合う色を知るというものです。
ファッションに疎い私でも、そんな知識はあったのですよ。
当時付き合っていた女性と婚約解消したことも契機となり、私は自分自身のパーソナルカラーを知るべく、診断してくれる人を探しました。
何人かの方がいたのですが、男性でもOKそうな方がいらしたので、その方に早速、連絡しました。
ちょっと宣伝になるのですが、お願いしたのはこちらです。
サロン・マイラニ
イメージコンサルタントの濱田靖子先生です。
初めての診断をしてもらったところ、私のパーソナルカラーがスプリングらしいとのこと。
自己診断では、オータムだと思い、地味な服が多かったのに、どうやら違ったらしいです。
それまでの私は、似合わない服を積極的に選んでいたようです。
診断の後、服の同行ショッピングも行っていただき、決して自分だけでは選ばない服なども勧めてもらったりしました。
恐る恐る試着してみると、これが意外といけてそうな気がします。
なるほど、自分だけでは見いだせなかった境地があることを実感しました。
あと、ついでにネットばかりで服を買っていたので、試着の大切さも知りました。こんなの今更ですけどね。
そもそもファッションセンスのない私には、何が良さそうすら分からない。
こちらとあちらを比べて、どっちが似合うのか、その段階でつまづくのが実状。
自分のセンスでは、ピックアップできない選択肢を提示されるは、気が楽です。
自分でやらなければならいことは、見て、どれを買うかを決めるだけ。
よく「分からない人は、何が分からないかすら、分からない」と耳にします。
とりあえず、この状態からは脱却できるのでした。
そうなると、任せられる所、決めなければならない所が明確になります。
そして、選んでいただいた服は、何かと重宝しています。
もし似合わなくても、それは私の責任じゃないですしね!
責任はともかく、センスがなくとも、実際に試着し、「これは似合ってそう」、「これなら着られる」などの判断は、何となくつきます。
つまり、答えは自分の中にあるのです。
ゼロから見つけられないけど、二者択一程度の判断基準は、誰しも持っていると思います。
少なくとも「また着て出かけられる」かどうかは、考えられるのでは。
もちろん、選んでもらって買った服でも、試着では良かったのにと思い、着ないものもあるでしょう。
それでも多少はタンスの肥やし率は減るのではと思います。
他の服とのコーディネートも分からないので、それは相談する手段だってあります。
答えは自分の中にあるで、こんな例もあります。
私もあれこれ勧めらますが、何でも買っているわけではありません。
幾度となく短パンを勧められましたが、これは断ってますしね!
悩み事は、人の手に委ねることで、打開することもあるのです。
何より、何もかも自分が抱えられません。
そんなに多才じゃないですもん。
餅は餅屋。
安全管理や活動は人任せにできるか? |
さて、ファッションの話から、強引に安全管理に目を向けていきます。
安全管理は、事業場の安全管理者や安全衛生推進者などが主体となっている事が多いでしょう。
大人数の従業員がいる場合では、安全管理者は専任となりますが、中小零細になると、安全は個人の意識任せということも少なくありません。
メインとなる作業内容や業務に関しては、教育があり、その道のプロフェッショナルがいます。
しかし、安全活動は主たる生産活動ではありません。品質管理などと同様に、サポート業務になります。
メイン以外の業務について、どうしても教育システムは後回しになります。
仮にしっかりとした教育システムがあるとしたら、その会社は安全を非常に重視し、かつ余裕があるからでしょう。
社員数が少ない事業場では、作業内容のついでに安全教育があればいい方です。
何が言いたいかというと、一般事業場において、安全のプロフェッショナルがほとんどいないということです。
一番身近な安全のプロというと、労働基準監督署と言っても過言ではありません。
安全に関してプロはいるのか?
答え。います。
労働安全コンサルタントは国家資格を持つ安全管理のプロと言えます。
同じく、労働衛生コンサルタントは、衛生管理のプロです。
この人たちは、事業所診断や事業場の改善などを行なうのが使命です。
またリスクアセスメントもやったりします
当然ですが、事業場の安全管理に長年携わってきた人、ラインを取り仕切っている人などは、現場を熟知し、危険なポイントなどもよく知っています。
一方で、熟知しているからこそ、見過ごされているものもあるはず。
当事者にとっては、気にならないけど、客観的に見ると、実は危険だということもあるでしょう。 そういった危険を見出し、安全な作業環境を作り出すために、コンサルタントを使うのも意味があるのではないでしょうか。
コンサルタント以外で、客観的な目による安全活動の例として、こんなのもあります。
リコーでは「5Sレディース」によって、作業場環境の改善に成功しました。
何人かの女性スタッフに対し、工場内の5Sを実現することを目的とした「5Sレディース」という特命チームに任命しました。 主な業務は、パトロールを行い、改善箇所を見つけ、指導することでした。
彼女たちは、権限も与えられていたので、改善のアイデアをどんどん出し、実際に変えてもいきました。 ずっと作業に携わっている人たちにとって当たり前になっていたことも、例外なく対象となりました。
当初は反ぱつもあったようですが、彼女たちが一生懸命な姿に次第に同調する動きも広がっていきました。 今では作業場全体がきちんと整えられた状態になっているだけでなく、社員もより良くするためのアイデアを考えるようになったそうです。
自分以外の目やアイデアは、新しい発見をもたらすだけでなく、自らの視野も広げてくれるのです。
安全活動では、確実な正解があるわけではありません。
しかし、現場作業に熟知したプロの目と、安全管理のプロの目が合わさることは、より多くの危険を除去することが可能になるのではと思います。
しかし、外部に頼むときには、1つ重大の注意点があります。
私が服の買い物代行を依頼して、不満が残ったように、完全丸投げでは、効果の実感もいまいちです。
同行ショッピングのように、選んでもらった服をあれこれ試着し、考え、最終的に何を買うのかを決断するというプロセスが大事です。
委託と丸投げは違います。
ファッションについても答えが自分の中にあるように、安全管理も答えは、自分たち、もっと言うと、現場にあります。
答えは現場にあります。
現場以外に答えはありません。
そもそも、それなりに値が張る物を、丸投げってどうなんでしょうか?
また、誰に頼むかも重要ですよ。
資格を持っていても、知識や経験は異なるのですから、ピンきりです。
その経験から現場の問題、課題を見つけ、再重要な対策を導き出す人であるか否かを見極めるのは大切です。
なんせ、コンサルタントについてはこんな言葉があります。
「コン」と「サル」は、「タン」といる。 口先だけと、人の真似だけをする、自称コンサルタントも少なくないのでご注意を。
こんな流れですが、私も一応、労働安全コンサルタントだったりするんですけど。
「コン」でも「サル」にもならないようにと、磨いているつもりなんですけどね。