コラム

厚生労働省労働局長登録教習機関
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このブログのタイトルは、「今日も無事にただいま」というものですが、名付けのきっかけになったのは、JAFの方が講演で話されていたことに感銘をうけたからです。
その話というのは、「いってきますと言って出掛けた人は、ただいまといって帰る義務がある」というものです。
JAFの方の講演なので、交通事故防止を念頭に置かれての話しだったのですが、この話は何も交通事故に限ったものではありません。全てにおいて当てはまります。
仕事で事故に巻き込まれてしまうと、残念ながら帰ることはできません。もちろん「ただいま」と言うこともできません。
家族と同居していると、帰宅しないという事実が重くのしかかりますが、これは同居している、していないに関わりません。
一人暮しであったとしても、あなたが無事に帰宅しないこと、家族を悲しませることになるのです。
家のドアを開けて出掛け、また帰宅してドアを閉める。
極めて日常的で当たり前のことのように思い、大したことに思えません。
しかしこのサイクルが断ち切られた時、初めてその価値に気付くものなのです。
年末年始は帰省や初詣などで出掛ける機会も少なくありません。
そして、帰省時の事故のニュースが毎年のように流れます。
出掛けるときには、まさか事故にあうなんて考えなかったでしょう。
事故とは、常に想定外です。
そのように考えると、ただ帰宅するということは、危うさと隣合わせとも言えます。
昨年末、JR西日本が流していたCMは、なかなか素敵なもので、無事に帰宅することの大切さを訴えたものでした。
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無事に帰るということ |
昨年末、JR西日本は鉄拳のパラパラ漫画を放映していました。
鉄拳は、パラパラ漫画の大作を作るので、有名ですね。
どんな内容かというと、JR西日本のホームページで見ることができます。
ストーリーは見てもらえればと思います。
忘年会の後でしょうか、駅のホームで酔っ払ったままフラフラし、線路に近づいたところ、電車に跳ねられる、という夢を見たというものです。衝撃の瞬間、はっと目が覚め、携帯に家族からのメッセージが届いているというものです。
夢でよかったものの、もし本当に起こったことであれば、無事帰宅することは叶わなかったでしょう。
そして、これが現実に幾度と無く起こったのでしょう。
事故は、否応なしに帰宅を奪います。
しかし理不尽に起こることかというと、全くそうだとも言い切れません。
例えば正体をなくすほど泥酔することで、電車に接触するのであれば、ちょっと気を引き締めることで、事故を未然に防げます。
多くの労災事故も同じで、ちょっとした油断や注意で防げる事故も少なくありません。
事故の起こり方は、様々です。
原因も状況によって違います。
起こり方、原因は様々ですけども、結果は同じです。
自分と家族が痛み、悲しみます。
事故にあってラッキーと思う人は、極めて稀でしょう。
鉄拳のパラパラ漫画のように、「夢でよかった」というオチになればいいですが、世の中そんなに甘くはありません。
ちょっと年末を過ぎてしまいましたが、この動画そのものは何かとためになるはずです。
家に帰るということの価値を理解し、また1年の無事故を実現するために、安全教育で見せるのもいいんじゃないでしょうか。